滋賀医科大学 脳神経外科学講座

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脊髄髄膜瘤

脊髄が背中から体の外に露出した状態で出生する病気です。出生後は数日以内に手術を行わないと脱出した脊髄の部分から細菌が入り、生命が脅かされることになります。当院では(出生前から脊髄髄膜瘤が判明していた場合は産婦人科と協議し安全に分娩されたのち、)NICU(新生児集中治療室)と合同でこの疾患の治療を行っております。
また下肢の運動感覚障害や排尿・排便の障害などのため、退院後も定期的な外来通院が必要です。

脊髄髄膜瘤の赤ちゃんの背中で、背中に脊髄(青色点線)が露出しています。できるだけ早期に露出した脊髄を手術で体内に戻す必要があります。