滋賀医科大学 脳神経外科学講座

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新生児水頭症

脳の中には髄液がたまっている脳室と呼ばれる空間があり、様々な原因で髄液が脳室内に貯留し、脳室が異常に大きい状態を水頭症と呼びます。水頭症によって頭部の拡大や発達の遅れにつながることがあり、治療の検討が必要となります。

治療法は髄液シャント術(髄液を頭蓋外に排出できるようにします)と脳内視鏡下第3脳室底開窓術(内視鏡を用いて脳内で髄液の新しい排出路をつくります)とがあり、個々の症例でどちらが好ましいか異なります。当院では両方の手術を施行しております。

脳内の黒くなっている部分が脳室で、治療前は拡大しておりますが、治療後は縮小しております。